調律 Tuning
調律 Tuning
一般的に多くの方がピアノのメンテナンスについてはかなり曖昧に理解されていて、調律師まかせか、或は我関せずか、・・・「私には解らないから調律師におまかせ」「全然弾かないから調律はしない」とか「誰に頼めば良いか解らないので放置してある」、「やっても特に変わり映えしない」というようなお言葉も耳にします。
ご存知の通り、 ピアノは木材、金属、皮革、繊維などとても変化しやすい数千〜一万にも及ぶ大小の部品の集合体で、これがかなり過酷な温湿度の変化にさらされています。
ピアノは家具や調度品のような耐久消費財ではありません。
たまに手入れをしないと安全に動作しません。これをサボると大きな事故になることも稀ではありません。
さて、「調律」とは何かというと辞典(ウィキペディア)には「楽器が発する音のピッチを演奏の目的に適うように調整すること」と出ています。つまり音程を調正することのみ。
しかし、多くの方がピアノのメンテナンスの全てを「調律」と思っていらっしゃる現実があります。これは基本的に大きな誤解であります。
ピアノの中のおびただしい数の大小の部品全てを修正し 、「ボディー全体で響き、音程も正しく、 各部のなめらかな作動でタッチや音量、香り立つような音色がムラなくスムーズに揃い、尚かつ鍵盤コントロールに従順にイントネーションが変化してくれ、文句なく調和がとれている状態に仕上げる」為には、本来は他にも「修理」「調整」「整音」など、一台のピアノが全体で最高の状態である為にそれぞれに相当の時間を要する作業が必要です 。
現実の一般的な「調律」は、採算に追われて時間がとれないことによる、その場しのぎの間に合わせ作業(つぎはぎ作業)が行われていることがあまりにも多く見受けられます。(調律の定義からすると違反ではないのですが) 1〜2時間の「調律」で隅から隅まで全ての部品の状態を確認し修正するのは不可能です。 こういう「全体を看ない」「インスタント」な作業を積み重ねると、ピアノは音楽的な状態からどんどん遠のいて行きます。そしてこうなったピアノは結果的に演奏者の感性を育てません。
ピアノ発表会でよく無表情な演奏を耳にしますが恐らく自宅のピアノの状態が良くないんです。(それとも電子ピアノ?)
また、こういう内容の仕事に追われる調律師は感性も技術力もアップしません。
コンチェルトでは、お客様のご負担をなるべく押さえる為に「定期的調律メンテナンス」の中に出来る限りの修理、調整、整音、清掃、予防(虫食いや温湿度による被害)などを盛り込んだ「違いが解る」お得な作業を行います。一日の処理台数を最高2台と決め、時間を最大限に活かして、10年、20年後のそのピアノの状態を見据えて、その時最も必要な作業を行います。従いまして回数を重ねると他のピアノとは見違えるほどの高いレベルの状態になり、弾きやすくなります。それは弾き手の感性を高め、ピアノ演奏が楽しくなり演奏技術の向上にも繋がり、また楽器を永持ちさせます。
コンチェルトでは定期的な調律メンテナンスをお勧めしています。一日に4〜5時間使用するピアノは年に3,4回、1時間以上使用するピアノは年2回、ほとんど使用のないピアノも後々使用するおつもりでしたら是非せめて年1回の調律・点検メンテナンスをお願い致します。
また、コンチェルトでの作業が初めてのピアノや、さらに仕上がり精度を上げたいお客様にはお得な『ピアノ一日ドック』も受け付けております。
一言に「調律」といってもその仕事の中身は調律師によって十人十色。
仕事の内容を左右する要素は沢山あります。知識や経験、器用、不器用、センス、人格、そして情熱。
生涯勉強という姿勢でピアノに向かうコンチェルトのスタッフにあなたの大切なピアノの管理をおまかせください。
また、このようなメンテナンスが重荷の方はピアノを処分されるのが「潔し」ではないでしょうか?
ピアノのことなら何でも、お支払いについてもお気軽にご相談下さい。








